シルクロード学研究センターの事業実績

自主研究事業

1.プロジェクト研究
事業概要:「シルクロード研究」に関する学際的な研究テーマを設定し、広く外部の研究 者とのネットワークのもと、シルクロード学確立に資する研究を行う。研究期間は3年、 最終年度に報告書を出版する。詳しくはプロジェクト研究へ

2.課題研究
事業概要:シルクロード学研究のより一層の活性化を図るため、少人数による学際的テーマを設定し、研究を行う。研究期間は2年、各年度2テーマを採択、期間終了後、研究紀要を発行する。

事業年度 採択された研究と継続研究 初年度 2年目 報告書
(翌年度発行)
平成6(1994)年度 1.西トルキスタン地域の仏教遺跡調査研究の総括 (加藤九祚)
2.仏教美術の伝播と変容 (宮治昭)
平成7(1995)年度 1.西トルキスタン地域の仏教遺跡調査研究の総括 (加藤九祚) シルクロード学研究紀要2
2.仏教美術の伝播と変容 (宮治昭) シルクロード学研究紀要3
3.中央アジアのイスラム陶器と中国陶磁器の影響 (杉村棟)
4.正倉院宝物の英訳研究とデータベースの作成 (山本忠尚)
平成8(1996)年度 3.中央アジアのイスラム陶器と中国陶磁器の影響 (杉村棟) シルクロード学研究紀要7
4.正倉院宝物の英訳研究とデータベースの作成 (山本忠尚) シルクロード学研究紀要6
5.シルクロード沿いのササン朝貨幣、東ローマ貨幣の出土地調査と再考 
(津村眞輝子)
6.ガンダーラにおける仏教寺院の復元と整備に関する調査研究 (西川幸治)
平成9(1997)年度 5.シルクロード沿いのササン朝貨幣、東ローマ貨幣の出土地調査と再考 (津村眞輝子) シルクロード学研究紀要19
6.ガンダーラにおける仏教寺院の復元と整備に関する調査研究 (西川幸治) シルクロード学研究紀要9
7.中国における絹の源流と発展 (工楽善通)
8.新疆トルファンにおける古墓の考古学的研究 (岡内三眞)
平成10(1998)年度 7.中国における絹の源流と発展 (工楽善通) シルクロード学研究紀要12
8.新疆トルファンにおける古墓の考古学的研究 (岡内三眞) シルクロード学研究紀要10
9.観音菩薩像の成立と展開 (宮治昭)
10.シルクロード沿い諸国の織機の総合研究 (前田亮)
平成11(1999)年度 9.観音菩薩像の成立と展開 (宮治昭) シルクロード学研究紀要11
10.シルクロード沿い諸国の織機の総合研究 (前田亮) シルクロード学研究紀要13
11.装飾意匠にみる東西交流 (常田益代)
12.衛星写真を用いたシルクロード都市・遺跡データベースの作成 
(小方登)
平成12(2000)年度 11.装飾意匠にみる東西交流 (常田益代) シルクロード学研究紀要18
12.衛星写真を用いたシルクロード都市・遺跡データベースの作成 
(小方登)
シルクロード学研究紀要17
13.南海交易における東西交流 (櫻井清彦)
14.カシュガル地方の伝統的生産・生活用具 (原隆一)
平成13(2001)年度 13.南海交易における東西交流 (櫻井清彦) シルクロード学研究紀要15
14.カシュガル地方の伝統的生産・生活用具 (原隆一) シルクロード学研究紀要16
15.海のシルクロードの拠点~パンテン・ティルタヤサ遺跡 (坂井隆)
16.中国・シルクロードにおける舎利荘厳の形式変遷に関する調査研究 (加島勝)
平成14(2002)年度 15.海のシルクロードの拠点~パンテン・ティルタヤサ遺跡 (坂井隆) シルクロード学研究紀要20
16.中国・シルクロードにおける舎利荘厳の形式変遷に関する調査研究 
(加島勝)
シルクロード学研究紀要21
17.中国沿海地帯と日本の文物交流の研究 (宇野隆夫)
18.古シルクロードの軍事・行政システム (冨谷至)
平成15(2003)年度 17.中国沿海地帯と日本の文物交流の研究 (宇野隆夫) シルクロード学研究紀要23
18.古シルクロードの軍事・行政システム (冨谷至) シルクロード学研究紀要22
19.トルコとコーカサス、およびその周辺地域の機織り文化研究 (吉本忍)
20.「乳香の道」の実証的研究~紅海交易史の一側面 (川床睦夫)
平成16(2004)年度 19.トルコとコーカサス、およびその周辺地域の機織り文化研究 (吉本忍) シルクロード学研究紀要26
20.「乳香の道」の実証的研究~紅海交易史の一側面 (川床睦夫) シルクロード学研究紀要25
21.中央アジアのイスラーム聖地の研究 (澤田稔)
22.中日石造物の技術的交流に関する基礎的研究 (藤澤典彦)
平成17(2005)年度 21.中央アジアのイスラーム聖地の研究 (澤田稔) シルクロード学研究紀要28
22.中日石造物の技術的交流に関する基礎的研究 (藤澤典彦) シルクロード学研究紀要27
23.インド洋海域世界における港市の研究 (山根周)  
24.中国初期青銅器文化の研究 (宮本一夫)  
平成18(2006)年度 23.インド洋海域世界における港市の研究 (山根周) シルクロード学研究紀要30
24.中国初期青銅器文化の研究 (宮本一夫) シルクロード学研究紀要29
25.中国出土のソグド系文物の考古学的・美術史的研究 (菅谷文則)  
平成19(2007)年度
25.中国出土のソグド系文物の考古学的・美術史的研究 (菅谷文則)
シルクロード学研究紀要31
3.シリア・パルミラ遺跡発掘調査
事業概要:「なら・シルクロード博で培ったシルクロード諸国との文化交流をさらに継承発展させるとともに、シルクロード学研究センターの研究活動の一環として、シリア・アラブ共和国と共同で、パルミラ地下墓の発掘調査を実施した。詳しくは、シリア・パルミラ遺跡学術調査へ


国際研究交流事業

1.国際文化シンポジウム
事業概要:ユネスコの国際的プロジェクトである「シルクロードの総合研究」の一環として実施された「海洋ルート調査」の最終の総括シンポジウムとして共催で開催した。
名称:「ユネスコ・シルクロード海洋ルート調査」奈良国際シンポジウム'91」
主催:奈良県、シルク財団 、ユネスコ、日本ユネスコ協会連盟、朝日新聞社、朝日放送、テレビ朝日
開催期間:1991年3月6日(県文化会館) / 3月7日~8日(県新公開堂)
公開シンポジウム入場者数:1,300人
報告書:シルクロード・奈良国際シンポジウム記録集No.1「ユネスコ・シルクロード海洋ルート調査」

2.シルクロード・奈良国際シンポジウム
事業概要:奈良をシルクロードの歴史と文化の研究拠点としてアピールするため、国内の研究者、海外の研究者を招へいし、隔年ごとに国際シンポジウムを開催する。毎回、シンポジウムの報告書は英語版と日本語版で発行する。

テ ー マ 期 間 開催地 主催 入場者数 報告書
文化遺産の保存と救済 93年11月
21日 ~ 23日 
11月 25日
奈良市

東京都
奈良県、シルク財団/シルク学センター、ユネスコ、日本ユネスコ協会連盟、国際連合地域開発センター朝日新聞社 1,700人 シルクロード・奈良国際シンポジウム記録集No.2
シルクロードとスポーツ 95年
5月 28日~30日
6月 1日
奈良市

東京都
奈良県、シルク財団/シルク学センター 、ユネスコ、日本ユネスコ協会連盟、朝日新聞社 1,600人 シルクロード・奈良国際シンポジウム記録集No.3
三蔵法師・玄奘のシルクロード ~風土と足跡~ 97年
12月 5日~ 7日
12月 14日
奈良市

福岡市
奈良県、シルク財団/シルク学センター 、日本ユネスコ協会連盟、朝日新聞社 2,000人 シルクロード・奈良国際シンポジウム記録集No.4
三蔵法師・玄奘のシルクロード
~その遺産と指針~
99年 7月 2日~ 4日
7月7日、 10日
奈良市
東京都
福岡市
奈良県、シルク財団/シルク学センター 、日本ユネスコ協会連盟、朝日新聞社、福岡県、アクロス福岡 2,600人 シルクロード・奈良国際シンポジウム記録集No.5
シルクロードを翔
  ~遣隋使と遣唐使~
01年 11月 30日~12月2日、
12月16日
奈良市
福岡市
奈良県、シルク財団/シルク学センター 、日本ユネスコ協会連盟、朝日新聞社 アクロス福岡 1,700人 シルクロード・奈良国際シンポジウム記録集No.6
シルクロードを翔るアレクサンドロス大王~その夢と実像、そしてヘレニズム文化の東漸~ 03年 12月4日~12月6日
12月14日
奈良市
東京都
奈良県、シルク財団/シルク学センター、 日本ユネスコ協会連盟、朝日新聞社 1,200人 シルクロード・奈良国際シンポジウム記録集No.7
シルクロードを拓く 
~漢とユーラシア世界~
05年 12月2日~12月4日
12月11日
奈良市太宰府市 奈良県、シルク財団/シルク学センター 、日本ユネスコ協会連盟、朝日新聞社、九州国立博物館、 1,850人 シルクロード・奈良国際シンポジウム記録集No.8
インド世界への憧れ
-仏教文化の原郷を求めて-
07年 12月7日~12月9日
12月16日
奈良市
東京都
奈良県、シルク財団/シルク学センター 、日本ユネスコ協会連盟、朝日新聞社
  シルクロード・奈良国際シンポジウム記録集No.9
                           ※シルク財団=(財)なら・シルクロード博記念国際交流財団/シルク学センター=シルクロード学研究センター

3. シルクロード・奈良国際夏期研究村開催事業
事業概要:国内外から「シルクロード研究」に関する著名な学者を招へいし、特に、日本の研究者を対象とした夏期集中セミナーを開催した。
テーマ:「シルクロード研究と衛星考古学」
開催期間:1991年7月20日(県新公会堂)、21日(国際奈良学セミナーハウス、県新公会堂)

4. 敦煌国際シンポジウム
事業概要:中国・敦煌莫高窟という貴重な文化遺産を如何にして保存していくべきかを考えるための国際シンポジウムをシルクロードの終着点である奈良で開催した。
名称:敦煌莫高窟保存国際シンポジウム
テーマ:敦煌莫高窟の保存
主催者:文化庁、東京国立文化財研究所、中国国家文物局、中国敦煌研究院、奈良県、(財)なら・シルクロード博記念国際交流財団/シルクロード学研究センター
後援:奈良国立文化財研究所、奈良国立博物館、日本経済新聞社、NHK
開催期間:1996年2月1日~3日(県新公会堂)、4日(県文化会館)
パネル展示開催期間:1996年1月19日~24日(奈良ファミリー、近鉄百貨店奈良店)
視察:1996年1月31日(奈良国立文化財研究所、法隆寺、薬師寺)

5. 中国歴史文化都市保全調査研究・研修事業
事業概要:国際連合地域開発センターが中国政府の要請を受け実施する「中国歴史文化都市保全調査研究・研修事業」(平成4年度~平成6年度)に参画した。
実施内容:共同調査研究及び研究報告書の発行

事業年度 事業内容 期間 開催地
平成4(1992)年度 平成5年に開催する研修トレーニング(奈良開催)のための県内視察 1992年7月10日 県内
第1回日本国内委員会の開催 1992年7月11日 奈良市
「実施計画書」の策定
平成5(1993)年度 歴史都市保全のための管理技術研修の開催 1993年8月21日
~9月4日
平成7(1995)年度 国内研究委員会の開催 1995年3月29日

6. シルクロード秘宝展開催事業
事業概要:県立橿原考古学研究所が新研究棟のオープンを記念して実施した国内、中国、韓国の出土品等の展覧会、講演会及び国際学術シンポジウムを共催した。
テーマ:1500年前のシルクロード「新沢千塚の遺宝とその源流」
●展覧会
開催時期:1992年9月11日~1992年10月25日(45日間)
開催場所:橿原考古学研究所附属博物館
入場者数:14,999人
●講演会
開催時期:1992年9月12日、13日
開催場所:橿原考古学研究所講堂
入場者数:300名(12日)、300名(13日)
●国際学術シンポジウム
開催時期:1992年9月15日
開催場所:橿原考古学研究所講堂
入場者数:300名

7.シルクロード交易都市の保全に関する調査プロジェクト
事業概要:
中国における交易都市(張掖、平遙)の歴史的、文化的史跡やまちなみ保存に関する調査について、その交易都市の成立、繁栄の歴史的研究をふまえながら、調査研究を実施し、報告書を作成した。
研究内容:
(1)シルクロード交易都市成立にかかる歴史的、文化的考察 (2)シルクロード交易都市の機能的考察 (3)シルクロード交易都市の史跡やまちなみの保全に関する実態調査と今後のプラン作成
主催:
ユネスコ、中国政府建設部・文化部、上海・同済大学、立命館大学国際・環境開発研究センター、(財)なら・シルクロード博記念国際交流財団/シルクロード学研究センター 実施期間:1995年度~1997年度(3年間)

8.海外研究者受け入れ事業
事業概要:
シルクロード沿線諸国より前途有能な若手研究者を本センターに受け入れ、共同研究、研修等を行うことにより自国における研究の発展に貢献しうる人材の育成とシルクロード研究の推進を図る。

事業年度 受入れ研究者 所属 受入れ期間
平成6(1994)年度 白雲翔 中国社会科学院考古研究所 1994年7月~1995年3月
平成7(1995)年度 ジャンガール・イリヤソフ ウズベキスタン共和国ハムザ研究所 1995年7月~1996年3月
平成8(1996)年度 李軍 中国新疆文物考古研究所 1996年8月~1997年3月
平成9(1997)年度 エクベル・ニヤズ 中国新疆文物考古研究所 1997年7月~1998年3月
平成10(1998)年度 楊文勝 中国・河南省文物考古研究所 1998年6月~1999年3月
平成11(1999)年度 肖永明 中国・青海省文物考古研究所 1999年7月~2000年3月
平成12(2000)年度 劉宝 中国・青海省文物考古研究所 2000年7月~2001年3月
平成13(2001)年度 李一全 中国・青海省文物考古研究所 2001年7月~2002年3月
平成14(2002)年度 辛中華 中国・四川省文物考古研究所 2002年7月~2003年3月
平成15(2003)年度 劉化石 中国・四川省文物考古研究所 2003年9月~2004年3月
平成16(2004)年度 陳衛東 中国・四川省文物考古研究所 2004年7月~2005年2月
平成17(2005)年度 ファヒミ・モンザリ・セイッド・ハミッド イラン考古調査センター 2005年7月~2006年1月

9.国際フォーラム「世界遺産と文化交流」開催事業
事業概要:
平城遷都1300年に向けて「世界遺産と文化交流」をテーマに国際フォーラムを開催した。
主催:
「世界遺産と文化交流」組織委員会、奈良県、(財)なら・シルクロード博記念国際交流財団、日本経済新聞社、平城遷都1300年記念事業協会
開催場所:
奈良県新公会堂 能楽ホール 【平成18年度】第1回:2006年11月4日、参加者500名 【平成19年度】第2回:2007年10月6日、参加者 



文化創造事業

1.シルクロード・フェア開催事業
事業概要:
毎回あるテーマを通じて、世界の東西交渉の象徴であるシルクロードの理解を深めるフェアを隔年で開催した。
事業年度 事業内容 開催期間 開催地 主催 参加者数
平成6(1994)年度 「茶」をテーマとしたパネル展示、呈茶、試飲、講座「シルクロード茶論」 1994年10月7日~12日 奈良市 シルク財団/シルク学センター、NHK奈良放送局 11,500人(推計)
平成8(1996)年度 「シルクロード委細麺談」をテーマとした、講演会、中国古箏演奏、麺パーティー 1997年1月18日 奈良市 シルク財団/シルク学センター、NHK奈良放送局、なら・地域づくりネットワーク'21 303人
平成10(1998)年度 「ワインの道は絹の道」をテーマとした、パネル展示、ワイン販売、講演会、コンサートなど 1999年3月5日~10日 奈良市 シルク財団/シルク学センター、NHK奈良放送局、なら・地域づくりネットワーク'21 7,900人
平成12(2000)年度 シルクロードと奈良の写真パネル展示、民族音楽の演奏会など 2000年10月7日~12日 奈良市 シルク財団/シルク学センター、奈良県、NHK奈良放送局、なら・地域づくりネットワーク'21 12,540人
県内各地の公共施設のオープンスペースを活用して、パネル等の巡回展示実施(県内4ヶ所) 2000年11月17日~21日/12月11日~14日/2001年1月23日~28日/2001年2月6日~9日 県内
小学生を対象とした講演会「シルクロードのおはなし」を実施 2001年1月16日 大和高田市立磐園小学校 小学6年生90人
平成14(2002)年度 シルクロード講演会、ペルシア古典音楽の演奏など 2003年2月23日 奈良市 シルク財団/シルク学センター 450人
平成16(2004)年度 「シルクロードと唐招提寺~講演会と新作能“鑑真大和上”~」と題して講演会を実施 2005年3月4日 東京都 唐招提寺、奈良新聞社 (共催)シルク財団、NPO法人奈良能 450人
2. シルクロード文化セミナー
事業概要:
シルクロードの終着点である奈良をシルクロードの文化の歴史の研究拠点とする一環として、また、シルクロード諸国の文化に対する理解を一層深め、国際化への意識高揚を図ることを目的として実施された4週連続シリーズの講座。平成11年度~15年度は、シルクロード学研究叢書として報告書を発行している。\
事業年度 テーマ 開催日 開催地 参加者数 報告書
平成元(1989)年度 シルクロードセミナー 7月24日~7月28日(5日間・9講座) 県中小企業会館 延べ653名
平成2(1990)年度 仏教的遺産の中にみるシルクロード文化の影響 7月29日、8月5日、12日(3日間・3講座) 県新公会堂 延べ345名
草原・海・沙漠のシルクロード 11月23日(1講座) 310名
平成3(1991)年度 シルクロードの衣・食・住 8月31日、9月14日、28日(3日間・3講座) 県新公会堂 延べ325名
シルクロード民族音楽 6月2日(1講座) 140名
平成4(1992)年度 意匠の東西交流 11月8日、12月5日、1993年1月9日、2月6日(4日間・4講座) 県新公会堂 延べ656名
平成5(1993)年度 シルクロード学の先賢たち 8月28日、9月4日、11日、18日(4日間・5講座) 県新公会堂 延べ864名
平成6(1994)年度 シルクロード学の提唱 9月3日、17日、10月1日、15日(4日間・4講座) 県社会福祉総合センター 延べ568名
平成7(1995)年度 食のシルクロード 9月2日、16日、30日、10月14日(4日間・4講座) 橿原市商工経済会館 延べ457名
平成8(1996)年度 シルクロードの終着駅・正倉院のナゾを探る 9月7日、14日、21日、28日(4日間・8講座 県文化会館 延べ456名
平成9(1997)年度 シルクロードのむかしばなし 9月6日、13日、20日(3日間・5講座) 県中小企業会館 延べ233名
平成10(1998)年度 シルクロードの“時”を考える 9月5日、12日、19日、26日(4日間・7講座) 県中小企業会館 延べ499名
平成11(1999)年度 シルクロードの歴史を掘る 10月9日、16日、23日、30日(4日間・8講座) 県中小企業会館 延べ437名 シルクロード学研究叢書2
平成12(2000)年度 シルクロード文様の世界 9月16日、23日、30日、10月7日(4日間・8講座) 県中小企業会館 延べ455名 シルクロード学研究叢書4
平成13(2001)年度 シルクロードの探検家 9月1日、8日、15日、22日(4日間・8講座) 県中小企業会館 延べ520名 シルクロード学研究叢書6
平成14(2002)年度 シルクロード学最前線 10月12日、19日、26日、11月2日(4日間・8講座) 県中小企業会館 延べ401名
平成15(2003)年度 シルクロードの世界 9月6日、13日、20日、27日(4日間・8講座) 県中小企業会館 延べ493名 シルクロード学研究叢書10
平成16(2004)年度 シルクロード(西域)の今と昔 9月4日、11日、18日、25日(4日間・7講座) 県中小企業会館 延べ388名

3.首都圈講演会開催事業
事業概要:
東京の情報発信機能を活用し、奈良がシルクロードの東の終着点であることを広くアピールするため、首都圏においてシルクロードセミナーを開催した。
事業年度 テーマ 開催日 開催地 参加者数
平成5(1993)年度 海のシルクロード大学「地中海から奈良・正倉院まで~海と東西文化交流」 7月25日 東京都 432名
平成6(1994)年度 海のシルクロード大学「アジア海域の船と文化~アウトリガーから隋唐使船まで~」 7月30日 東京都 683名
シルクロード文化フォーラム「シルクロードと飛鳥・藤原京(「ロマントピア藤原京'95」開催記念)」 1995年3月18日 東京都 350名
平成7(1995)年度 海のシルクロード大学「海のシルクロードとマルコ・ポーロの航海」 7月19日 東京都 437名
シルクロード文化フォーラム「お水取りとシルクロードの霊火」 1996年1月27日 東京都 650名
平成8(1996)年度 海のシルクロード大学「海上の道~人・物・文化の交差路~」 7月19日 横浜市 340名
シルクロード文化フォーラム「シルクロードは仏の道」 1997年1月25日 東京都 500名
平成9(1997)年度 シルクロード大学「お米の来た道をもとめて」 9月27日 仙台市 132名
シルクロード文化フォーラム「シルクロードと酒文化」 1998年1月17日 横浜市 450名
平成10(1998)年度 シルクロード大学「米の食文化と世界のおコメ料理」 1999年1月23日 仙台市 138名
シルクロード文化フォーラム「シルクロードと万葉集」 1999年1月30日 東京都 450名
平成11(1999)年度 シルクロード文化フォーラム「シルクロードの女王国―パルミラ」 2000年1月22日 東京都 700名
平成12(2000)年度 シルクロード学講演会「海のシルクロードと名古屋」 2001年2月24日 名古屋市 100名
平成13(2001)年度 シルクロード文化フォーラム「遣唐使と古代日本の文明開化」 2002年2月2日 東京都 550名
平成14(2002)年度 シルクロード学講演会「観音の道―インドから日本へ」 2003年3月1日 名古屋市 312名
平成15(2003)年度 シルクロード文化フォーラム「シルクロードと法隆寺」 2004年2月28日 東京都 330名

4.シルクロード講座(近鉄文化サロン)
事業概要:
シルクロードを学ぶことにより、シルクロードと奈良との関わりについて改めて知ってもらうため、一般県民向け講座を開催した。
会場:近鉄文化サロン奈良(奈良市)
事業年度 テーマ 開催日 受講者数
平成13(2001)年度 シルクロードの世界 10月20日、11月17日、12月15日、2002年1月19日、2月16日、3月16日 7名
平成14(2002)年度 シルクロードの世界 4月20日、5月18日、6月15日、7月20日、8月31日、9月21日、10月19日、11月16日、12月21日、2003年1月18日、2月15日、3月15日 23名
平成15(2003)年度 シルクロード文化史 4月8日、5月13日、6月10日、7月8日、8月12日、9月9日、10月14日、11月11日、12月9日、
2004年1月13日、2月10日、3月9日
延べ114名

5. シルクロード講座
事業概要:
シルクロード講座の新シリーズ。シルクロードの文化・歴史について理解し、関心を持つ端緒になるよう、一般向け講座として開催した。毎週土曜日連続講座。平成18年度からは、なら・シルクロード友の会事業として継続して実施。
事業年度 テーマ 開催日 開催場所 受講者数
平成16(2004)年度 シルクロードと正倉院 6月26日、8月28日、10月23日、12月25日、2005年2月19日 奈良市 延べ275人
平成17(2005)年度 シルクロードの遺跡と都市
―ローマ・東地中海地域―
6月25日、8月27日、10月22日、12月27日、2005年2月25日 奈良市(3ヶ所) 延べ733名

6.シルクロード国際教室
事業概要:子どもたちにシルクロードと国際交流について楽しく学んでもらおうと、授業の一環として小学生を対象に講演会を開催した。奈良県の海外技術研修員による母国紹介のコーナーを設け、スライドやパネルを活用して分かりやすい説明に努めながら、子どもたちにシルクロード
と国際交流についても関心を高めてもらった。
事業年度 日時 場所 対象 参加者数
平成13(2001)年度 2002年3月5日 都祁村立吐山小学校 小学3年生から6年生 90名
平成14(2002)年度 2002年10月22日 都祁村山都祁中学校 中学2,3年生 194名
2002年12月13日 橿原市立光陽中学校 中学1年生 188名
平成15(2003)年度 2003年11月13日 新庄町立新庄中学校 中学3年生 194名
2003年11月14日 奈良市立柳生中学校 中学1~3年生 44名
2004年1月21日 育英西中学校 中学2年生 87名
平成16(2004)年度 2004年10月5日 御所市立長柄小学校 小学校5,6年生 45名
2004年11月30日 天理市立二階堂小学校 小学校5年生 57名

7.江上波夫講演会
江上波夫コレクション「シルクロード西域文物展」開催記念 江上波夫講演会
開催日:1994年8月25日
会場:奈良市史跡文化センター
主催:(財)なら・シルクロード博記念国際交流財団、日本経済新聞社、汎亜細亜文化交流センター、奈良そごう美術館
参加人数:1,048人 

8. シルクロードスパイスフェア開催事業
事業概要:
奈良をシルクロードの歴史と文化の研究拠点とする事業の一環として、シルクロードによりもたらされたスパイスに焦点をあて、なかでも代表的なスパイス料理「カレー」を中心に、スパイスが世界の食文化に与えた影響を探求することを目的として開催した。
テーマ:シルクロードスパイスフェア~カレーのルーツを求めて~
開催日:1992年3月21、22日
場所:県新公会堂
内容:専門家によるスパイス、カレーについての講演、パネルディスカッション、カレーの試食会、パネル展示。
参加人数:延べ2,260人

9. シルクロード・ツアー
なら・シルクロード博で育んだシルクロード諸国との友好・交流を一層深め、歴史、文化、日本とのかかわりを探ることを目的として毎年開催。尚、平成18年度からは、なら・シルクロード友の会事業として継続して実施。
事業年度 テーマ 実施日 訪問国 同行講師 参加人数
平成元(1989)年度 インド・ガンダーラ(パキスタン)の旅―仏教美術のルーツを訪ねて― 平成2年2月6日~2月21日 インド、パキスタン 橿原考古学研究所 調査第1課長 菅谷文則 26名
平成2(1990)年度 トルコ・エジプトの旅―オスマントルコの遺産とナイルが育んだ文明を訪ねて― 平成2年11月20日~12月4日 トルコ、エジプト、ギリシャ 橿原考古学研究所 副所長兼博物館長 石野博信 18名
平成3(1991)年度 中国・西域オアシスの旅―壮大に花開いた仏教芸術とイスラムの世界を感じる旅― 平成3年9月6日~9月16日 中国(西域) 橿原考古学研究所 総括研究員 河上邦彦 25名
平成4(1992)年度 シリア・ヨルダンの旅―奈良調査隊の発掘現場を訪ねる旅― 平成4年5月29日~6月12日 シリア、ヨルダン 奈良大学 教授 水野正好 33名
平成5(1993)年度 モンゴルの旅―首都ウランバートルとゴビ・カラコルムを訪ねる旅― 平成5年7月13日~7月20日 モンゴル 創価大学 教授 加藤九祚 27名
平成6(1994)年度 中央アジアの旅―沙漠・草原と遺跡・シルクロードの要衝を巡る旅― 平成6年7月4日~7月15日 ウズベキスタン、カザフスタン、タジキスタン 奈良女子大学 助教授 相馬秀廣 32名
平成7(1995)年度 シリア・トルコの旅―東西の文化交流の地へ今甦る4000年の旅― 平成7年7月26日~8月5日 シリア、トルコ 橿原考古学研究所 副所長兼博物館長 泉森皎 30名
平成8(1996)年度 カンボジア・アンコール遺跡とベトナムの旅 平成8年8月4日~8月15日 カンボジア、ベトナム 上智大学 教授 石澤良昭 18名
平成9(1997)年度 第一回「玄奘三蔵のシルクロードを行く」中国・西安~クチャ 平成9年8月18日~9月1日 中国 (結団式講師)京都大学 桑山正進 ※その他現地講師で対応 102名
平成10(1998)年度 第二回「玄奘三蔵のシルクロードを行く」中央アジア (本隊コース)平成10年8月20日~9月2日、(特別コース)平成10年8月17日~9月3日 中国、キルギスタン、カザフスタン、ウズベキスタン 創価大学 教授 加藤九祚 86名
平成11(1999)年度 第三回「玄奘三蔵のシルクロードを行く」パキスタン 平成11年8月22日~9月3日 パキスタン 上智大学 教授 土谷遙子 96名
平成12(2000)年度 第四回「玄奘三蔵のシルクロードを行く」インド・ネパール 平成12年10月11日~10月28日 インド、ネパール 和光大学 教授 前田耕作 77名
平成13(2001)年度 ベトナムの旅「海のシルクロード―チャンパ王国遺跡と古都ホイアン」 平成13年9月4日~9月13日 ベトナム 昭和女子大学 専任講師 菊池誠一 14名
平成14(2002)年度 地中海のシルクロード―チュニジア・シチリア探訪 平成14年8月31日~9月9日 チュニジア 創価女子短期大学 教授 楠田直樹 40名
平成15(2003)年度 地中海のシルクロード―古代ギリシア探訪 平成15年9月14日~9月23日 ギリシア 名古屋大学大学院 助教授 周藤芳幸 37名
平成16(2004)年度 西夏王国と石窟寺院の魅力を探る旅 平成16年8月24日~9月3日 中国 滋賀県立大学 教授 菅谷文則 38名
平成17(2005)年度 ペルシア世界のシルクロード 平成17年9月13日~9月24日 イラン 東京大学東洋文化研究所 非常勤講師 深見奈緒子 37名

10. 広報誌発行事業
事業概要:
シルクロード学研究センターの活動を広く一般県民に知らせ、シルクロードへの関心を喚起するとともに、県民と当センターとを結ぶ広場となるよう広報誌を発行する。 
名称:瞬間を創る(ときをつくる)
発行:1997年度~2005年度、2006年度休刊
態様:A4版 8頁 オールカラー
発行部数:3,000部
送付先:県内各市町村図書館、文化会館、県民ホール等
記事内容:シルクロード学研究センターの暦年の実施事業など

11. 「奈良とシルクロードの語り部たち」開催事業
シルクロードの東の終着駅であり、日本文化の発祥の地である奈良の歴史・文化をシルクロードを通して再発見し、奈良の文化の世界性、そして日本文化の源流を解き明かし、奈良を知る場を提供することを目的として5カ年継続して開催した。尚、講演を収録した報告書はシルクロード学研究叢書7,8,9,11,12号として発行した。
主催:
「奈良とシルクロードの語り部たち」組織委員会、奈良県、(財)なら・シルクロード博記念国際交流財団/シルクロード学研究センター、日本経済新聞社
開催場所:奈良県新公会堂・能楽ホール
内容:テーマに沿った専門家の講演とコーディネーターとパネリストがテーマについて語り合うトーク、演奏などの実演からなる。

開催年度 開催日 テーマ 参加人数 報告書
平成13(2001)年度 2001年11月10日 古代奈良にみる装い文化とシルクロード 420名 シルクロード学研究叢書7
平成14(2002)年度 2002年11月24日 古代奈良の食文化とシルクロード 315名 シルクロード学研究叢書8
平成15(2003)年度 2003年11月1日 古代奈良の「住まい」とシルクロード 450名 シルクロード学研究叢書9
平成16(2004)年度 2004年12月4日 古代奈良の「音楽」とシルクロード 470名 シルクロード学研究叢書11
平成17(2005)年度 2005年11月5日 古代奈良の「こころ」とシルクロード 550名 シルクロード学研究叢書12

12. 「和の国」連続国際シンポジウム開催事業
事業概要:
日本(東洋)文化の根源を遡るとともに、その変遷を辿り、さらに西洋文化と対比することにより、現代文明の問題点を鮮明に浮かび上がらせ、21世紀の新しい文明の姿はどのようなものであるかを考え、次世紀へのメッセージの創造を試みるため、6年間継続して開催した。
メインテーマ:自然と文明・調和の21世紀~日本文化の根源を探る~
主催:奈良県、(財)なら・シルクロード博記念国際交流財団、日本経済新聞社
開催場所:県新公会堂

開催年度 テーマ 開催時期 参加者数 報告書
平成7(1995)年度 「森の文明」―巨木の文化 1995年12月14日~16日 延べ490人
平成8(1996)年度 「農耕と文明」―21世紀に向けての食糧と環境― 1996年12月13日~15日 延べ513人
平成9(1997)年度 「巨大墓と文明」 1997年12月18日~20日 延べ570名
平成10(1998)年度 「水と文明」 1998年12月10日~12日 延べ540名 シルクロード学研究叢書1
平成11(1999)年 「金属と文明」 1999年12月9日~11日 延べ540名 シルクロード学研究叢書3
平成12(2000)年 「21世紀へのメッセージ」 2000年12月8日、9日 500名 シルクロード学研究叢書5


受託事業

1. シルクロード学研究センター事業(県受託受託事業)
事業概要:
1988年に開催した「なら・シルクロード博」記念宣言(「シルクロードの終着点である奈良をシルクロードの文化と歴史の研究拠点として、その具体化に努力してまいりたい」)を受けて、1989年7月より、シルクロード学研究センター(仮称)構想の策定のための準備作業に着手した。
1)基礎調査の実施。
「シルクロード学」の現状把握、研究者等のニーズ把握等を内容とする基礎調査を(株)シィー・ディー・アイに委託し、構想策定のための基礎資料とした。
2)構想策定のための懇話会の開催
基礎調査結果を参考に①本センターがめざすべき方向。②21世紀を展望する際、本センターの果たすべき役割・具体的機能・装置③基礎調査報告書の視点に関し欠如している課題はないかなどについて、検討を行った。
日時:1990年3月15日 14:00~
場所:県新公会堂
3)パルミラ遺跡地下墳墓発掘前調査の実施
1898年8月、県立橿原考古学研究所所長の樋口隆康氏がシリア・アラブ共和国考古総局より、シリア・パルミラ遺跡地下墳墓の発掘について協力を要請された。奈良県とシルクロード学研究センター実現に向けふさわしい事業であって、本発掘事業の実施に向け、検討を開始した。
事前打ち合わせ会議の開催:1990年2月1日、7日
事前視察の実施:シリア・アラブ共和国考古総局、パルミラ他、1990年3月2日~10日(9日間)

2. シルクロード学研究センター(仮称)構想策定事業(県受託事業)
事業概要:
1988年に開催した「なら・シルクロード博」の成果を継承発展させ、「シルクロードの東の終着点」といわれる奈良の特性を活かし、「奈良」をシルクロードの歴史と文化の研究拠点とするため、シルクロード学研究センター(仮称)設立にむけての構想づくりを行う。
1)基本構想の策定
平成元年度に実施した「基礎調査」結果をベースに、平成2~3年度の2年間で、基本構想の策定を民間シンクタンクである(株)シィー・ディー・アイに委託した。
2)検討会議の開催
基本構想策定にあたって、県との検討会議を開催した。
開催日:1990年8月9日、11月20日、1991年7月22日
3)基本構想策定委員会の設置開催
基本構想の策定にあたって、専門家等による委員会を設置、意見聴取を行った。
開催日:1992年2月10日、22日

3. シルクロード学研究センター(仮称)発足準備事業

事業概要:引き続きシルクロード学研究センター(仮称)設立に向けての準備を行う。
1)基本構想の策定・発表
 基本構想策定委員会の開催:1992年4月18日
 基本構想の策定・公表:1992年7月13日、県政記者クラブにおいて発表
2)事業運営計画の策定
 事業運営計画策定委員会の設置・開催:1992年5月30日、6月20日
 事業運営計画の策定

4. 奈良学セミナーの開催
事業概要:
国内外の支援・協力を得て開催した「なら・シルクロード博」により盛り上がった奈良の歴史・文化への関心を次代につなぐため、国際奈良学セミナーハウス等を活用し、古都奈良に関するあらゆる分野における文化の創造を「奈良学」と捉え、定期的に学習する場を設けた。
開催日:1989年7月より1990年3月末までの毎月第3土曜日(ただし11月は第1土曜日)に一般公募によって参加者を募りセミナーを開催した。
開催時間:14:00~16:00
開催場所:国際奈良学セミナーハウス
テーマ:
奈良学とは、シルクロードの終着、大和の古道、万葉の旅、奈良の御仏、高松塚論、大和と能、なら・古典音楽への誘い、法隆寺の文化、大和の食文化、大和の建築、大和の古墳
受講者数:延べ1,085人

5. 「世界文化遺産奈良コンファレンス」開催事業
事業概要:
昨今、世界遺産条約に関連して、文化遺産のオーセンティシティ(真実性)の概念について世界各地域の文化の多様性を視野に入れた再検討が求められている。本国際会議は、ユネスコなど関係国際機関・組織と連携して、この課題に関して、各地域を代表する専門家による学術的な討論の場を提供するものであり、文化財の分野におけるわが国の国際貢献として意義深いものである。
また、1993年に世界文化遺産に登録された「法隆寺地域の仏教建造物」を抱える奈良の地において開催することを通じて、欧米とは異なる文化的背景を有するわが国の文化遺産及びその保護の方法について、国際理解の一層の増進を図ることを目的として開催した。
主催:文化庁、奈良県、(財)なら・シルクロード博記念国際交流財団/シルクロード学研究センター
共催:
ユネスコ世界遺産センター、イクロム(ICCROM:文化財保存修復研究国際センター)、イコモス(ICOMOS:国際記念物遺跡会議)、ノルウェー政府、カナダ政府
協力:日本イコモス国内委員会
協賛:(財)文化財保護振興財団
会期:1994年11月1日~6日
会場:奈良県新公会堂
参加者:内外の専門家48名(外国人40名、日本人8名)
名誉議長:文化庁長官 遠山敦子氏

6. シルクロード展示企画検討事業
事業概要:県がシルクロードに関する研究成果を展示するにあたり、その中の一事業として、パルミラ遺跡発掘調査の成果展示の基礎資料の収集調査を行った。
【1995年度】
派遣者数:4人(樋口隆康シルクロード学研究センター所長、写真撮影、測量技師など他3名)
派遣期間:40日間 1995年8月27日~10月5日
【1996年度】
前年度に引き続き、現地での写真測量調査に基づく図化作業を行った。

7.パルミラ遺跡F号墓復元模型作成等調査事業
事業概要:
シルクロードを軸とした県の学際的な国際交流の取り組みを広く周知するため、発掘調査の成果をわかりやすく展示できるよう、F号墓の復元模型(レプリカ)作成にむけて必要な調査を実施した。
【事前協議】
派遣期間:1997年7月11日~25日
派遣人員:3名(財団職員)
派遣先:シリア・アラブ共和国
協議内容:現地調査隊作業内容等
【現地調査】
派遣期間:1997年8月14日~9月4日
派遣人員:7名(財団職員2名、(株)京都科学5名)
作業内容:写真、ビデオ撮影、油粘土製塑像作成、測量、ゲージ計測調査図面、縮小模型(1/20)等作成

8. (仮称)シルクロード館基本構想検討事業
事業概要:
東西文化交流の大動脈である「シルクロード」の歴史や文化を総合的に紹介するとともに、これまで蓄積してきた「シルクロード」に関する学術研究や国際交流の成果を展観する(仮称)シルクロード館構想について、基本構想のとりまとめを行った。
【1997年度】
◆(仮称)シルクロード館構想検討委員会の開催
委員:12名
開催場所:県新公会堂
開催日:1997年5月8日、8月1日、9月24日、11月12日、1998年1月30日、3月5日
【1998年度】
◆(仮称)シルクロード館基本構想策定委員会
設置日:1998年12月7日
委員:9名
開催場所:奈良県経済クラブ
開催日:1998年12月7、1999年3月31日
◆(仮称)シルクロード館基本構想策定ワーキンググループ
設置日:1998年7月6日
メンバー:7人
開催場所:シルク財団会議室
開催日:1998年7月6日、9月21日、10月19日、11月9日、1999年3月4日
【1999年度】
◆(仮称)シルクロード館基本構想策定委員会
開催場所:奈良県経済クラブ
開催日:2000年2月5日、3月24
◆(仮称)シルクロード館基本構想策定ワーキンググループ
開催場所:シルク財団会議室
開催日:1999年9月13日、10月18日、11月8日、12月6日

 9.シルクロード文化研究事業

1)シルクロード文化発見事業
事業概要:一般の人々にシルクロードについての理解を深めてもらうための情報発信の方策を検討するため、座談会を開催した。
座談会経過:下表
日時 検討内容 メンバー構成 場所
第1回 2000年9月21日 「一般の人々のシルクロードに対する認識度は」「奈良とシルクロードの関わりについての認識度は」等 ツアーコンダクターなど奈良を訪れる立場、ホテルマンなど奈良で受け入れる立場にある7名 シルク財団会議室
第2回 2001年3月14日 「奈良でシルクロードを感じるのは」「奈良の誇る歴史・文化的資源を活かすには」等 奈良の歴史・文化・観光などに見識や情報の豊富な6名 奈良県経済倶楽部
2)江上コレクション整理事業
事業概要:考古学者江上波夫氏より寄贈を受けた江上コレクション(973点)の整理及び保管、また、整理された資料のデジタルデータベース化を行った。併せて、展示など有効活用のあり方を検討した。

10.奈良公園館機能のあり方検討事業
事業概要:
「なら・シルクロード博」を記念して1991年に設置された「奈良公園館」は、開館10年を経過する中(当時)、シルクロード学研究センターでの学術的蓄積、江上コレクション、ジェイ・グラッグコレクションの蓄積、奈良・シリアパルミラ遺跡学術調査事業の完了などシルクロードをめぐる様々な状況変化が見られる。こうした状況を踏まえ、設置時の理念を継承しつつ、更に充実・発展した機能のあり方について専門視点から考察するため、(財)なら・シルクロード博記念国際交流財団において、学識経験者による「奈良公園館機能のあり方検討委員会」を設置し、5回にわたる検討を重ね、結果をまとめ提言を行った。
○奈良公園館機能のあり方検討委員会
設置日:2001年5月
委員:5名
開催場所:奈良県経済倶楽部、奈良県社会福祉総合センター
開催日:2001年5月26日、7月10日、9月14日、11月19日
委員個別ヒアリング:10月3日、12日、18日

11.奈良公園館整備事業
事業概要:奈良公園館については、2001年度において、奈良の持つ文化とシルクロードの関わりを視野におきながら、現状機能の分担や館の担うべき機能、県保有コレクションの活用について検討を行ったが、2002年度は、これらの検討結果を踏まえ、奈良公園館の展示替えに伴う施設整備の設計を行った。

12.奈良公園シルクロード交流館ふれあい事業
奈良公園シルクロード交流館の活性化を図るため、シルクロード文化と関わりの深い奈良の地域特性を活かした講座やイベントを開催した。
1)展示遺物で語るシルクロード講座
事業概要:
江上波夫氏より寄贈を受けたシルクロードの貴重な文物及び交流館1階展示品を中心としたコレクションを題材として、作品の解説のみならず、その時代背景や伝播の過程等、多角的な解説を行った。
開催場所:奈良公園シルクロード交流館
【2004年度】
開催日:5月22日、7月24日、11月27日、2005年1月29日、3月26日の各土曜日。
テーマ:「青磁羊型器」、「金製葡萄型耳飾り」、「イスラム青釉甕」、「コプト織り」、「ローマ帝国と青銅製ランプ―東地中海沿岸を中心に―」
講師:3人(財団職員2人、外部講師1人)
受講者数:延べ238人
【2005年度】
開催日:5月28日、7月23日、9月24日、11月26日、2006年3月25日の各土曜日
テーマ:
「金代魚藻文三彩皿―唐三彩とその後―」、「ヤギのモザイクと東地中海世界のモザイク」、「シルクロードを飛翔した天使」、「仙人と天使」、「古代西アジアの釉薬陶器」
講師:3人(財団職員2人、外部講師1人)
受講者数:延べ226人

2)シルクロード交流館セミナー
事業概要:
シルクロード諸国に生きる現代の人々の生活や習慣、風土などを通じながら、昔の生活や風土、さらには発掘された遺跡や遺物などとの関わりについて、実際に携わったことのあるシルクロード学研究者によるセミナーを開催した。
開催日:2006年7月8日、8月26日、9月2日、9月9日の各土曜日
テーマ:「砂漠に生きる人々-駱駝とナツメヤシが支えた歴史-」、「東地中海の宗教都市」、「胡人が往来した中国の都市-原州」、「知られざる交易路-茶馬古道-」
講師:4人(財団職員2人、外部講師1人)
受講者数:延べ297人

2)「大和の社寺とシルクロード」講座の開催
事業概要:社寺との連携のもと、奈良県の歴史遺産とシルクロードとの関わりに関する県民の理解を深めるための講座を開催した。
開催場所:奈良公園シルクロード交流館
【2004年度】
開催日:2005年1月22日、2月5日の各土曜日
テーマ:「大仏蓮弁毛彫図―インドから伝わった宇宙論―」、「鑑真和上の教え」
講師:2人(東大寺別当、唐招提寺)
受講者数:延べ154人
【2005年度】
開催日:2006年1月28日、2月4日の各土曜日
テーマ:「興福寺の歴史と仏教」、「シルクロード交流と元興寺」
講師:2人(興福寺貫首、元興寺住職)
受講者数:延べ156人
【2006年度】
開催日:2006年5月27日、6月24日の各土曜日
テーマ:「奈良発見」、「飛鳥寺について」
講師:2人(春日大社権宮司、飛鳥寺住職)
受講者数:延べ112人

3)「私が出会ったシルクロード」写真コンクールの開催
事業概要:
写真を公募し、優秀作品の表彰・応募作品の展示をとおして、人々のシルクロードに関する学習や文化活動の主体的な取り組みを推進した。
展示場所:奈良公園シルクロード交流館
【2004年度】
応募受付:2004年8月1日~9月18日
応募点数:94点
審査:2004年10月1日
表彰式:2004年10月23日
写真展:2004年10月13日~11月30日
【2005年度】
応募受付:2005年8月1日~9月30日
応募点数:80点
審査:2005年10月14日
表彰式:2005年11月26日
写真展:2005年10月29日~2006年1月14日

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